サウナのススメ。医学の観点から効果や正しい入り方について! [Patr 1]
皆さん、サウナには行っていますか?
近年、ブームになりつつあるサウナですが、正しい入り方や体に与える効果を正しく理解している人は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回は
「加藤容崇著:医者が教えるサウナの教科書--ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?」
を参考に、サウナの
書ききれないところもありますので、是非、興味がありましたら下のリンクから購入してみてくださいね!
先輩、毎週サウナに連れてってくれるけど、なんであんなにサウナに通うんだろう…?
やぁ後輩。なんだ。サウナの効果を知らずについてきていたのか。
先輩!体に良いってのは聞いたことあります!でも、それだけですね…
ならば、まず、サウナの効果について簡潔に説明してやろう。
「サウナに入る」とは?
「サウナに入る」とは、あのめちゃくちゃ暑いサウナ室に入ることを言うのではなく、
サウナ
水風呂
外気浴
を繰り返すことを言います。サウナ・水風呂・外気浴をワンセットとし、このセットを数回繰り返すことで多くの効果が得られます。サウナに入ることで得られる効果について、見ていきましょう。
「サウナに入る」と?
サウナに入ると?
施設ごとに異なりますが、サウナ室の温度は80~100℃とかなり高温に設定されています。この80~100℃という環境は人間にとって危機的環境であり、危機的状況になると脳は「考えること」よりも、「生存すること」を優先します。この状態を”交感神経優位”といいます。交感神経とは「闘争」と「逃走」の神経で、血液循環や代謝を上げて、活動性を高めます。これにより、
心拍数の増加 発汗 脳内物質の分泌
が、生じます。
水風呂に入ると?
水風呂もサウナと温度は真逆ですが、人間にとって危機的状況なのは変わりありません。水風呂でも”交感神経優位”は続きます。体は体温低下を防ぐために、
心拍数の減少 体表面の血管の収縮
が、生じます。
外気浴をすると?
外気浴は、先ほどまでのサウナ・水風呂と違い、人にとって危機的状況ではなく、体がリラックスできるため”副交感神経優位”になります。副交感神経とは「癒し」と「メンテナンス」の神経で、体の各部位の活動性を下げ、次の活動に備えて回復、修復を優先します。
しかし、サウナ・水風呂と言う危機的状況で分泌された脳内物質が血液中には残っており、
体がリラックス 脳が冴えわたる
と言う状況が生まれます。これが、サウナでよく聞く”ととのう”状態です。
「ととのう」と、とても気持ちいですよね!僕も「ととのう」ためにサウナについていってると言っても過言ではありません!
では、「ととのう」について、少し詳しく説明しよう。
「ととのう」とは?
繰り返しになりますが、「ととのう」とは、体は副交感神経優位になりリラックスしているが、脳が分泌された脳内物質によって冴え渡っている状態のことを言います。
サウナ・水風呂という体にとって危機的状況に陥ると、脳からは脳内物質であるアドレナリンやエンドルフィンなどが分泌されます。アドレナリンには、「鎮痛作用」「集中力UP」「脳が冴える」などの効果があり、エンドルフィンには、「多幸感」「恍惚感」といった効果があります。これらの物質の血中半減期(量が半分になるまでの時間)は、個人差はありますが2~3分と言われています。「ととのう」と感じるのは水風呂を出てから2~3分程度なので、この時間を楽しみましょう!
サウナのメリット4選!
ここで、サウナに入ることで得られる効果に関して深掘りしていきます。
1. 脳疲労が取れる
脳疲労が取れる理由は、以下の2つが大きく影響しています。
脳を無理やり休ませる 脳の血流を増やせる
サウナ・水風呂で、体は常に危機的状況に置かれており、戦闘状態となっています。しかし、この時の脳は体と反してサボっています。危機的状況に対応するだけで手一杯で、脳を働かせる余裕がないのです。つまり、脳を強制的に休ませることができます。
また、サウナに入ることで体温が上がり、血流がよくなります。その後、水風呂に入ることで、体温を下げまいと体表面の細い血管が一気に収縮します。こうなることで、体は太い血管で大量の血液を回すことになります。この太い血管には脳へ繋がっているものもあり、増えた血流によって脳に溜まった老廃物を押し流します。
実は、脳というのは常にどうでも良いことを考えているんだ。
「今日の夜ご飯はバナナかな?」とか。
しかも、そのどうでも良いことに多くのエネルギーを消費している。
そんな…
しかも、最近はデスクワークが多くなり、肉体よりも脳を酷使する人が増えているんだ。
だから、強制的にでも脳を休ませる必要がある。
なるほど…(先輩、今晩はバナナなのかな…)
2. 頭が良くなる!?
ここで言う「頭が良くなる」とは、
集中力の向上 ワーキングメモリの向上
を指します。
ワーキングメモリとは、脳の作業机の広さのことだと思ってくれ。
なるほど!机が広いほど効率よく仕事ができる気がします!
「集中力の向上」「ワーキングメモリの向上」には、α波と言う脳波が関わっており、サウナによってこの脳波が整います。α波とは、リラックスして何かに集中している時に人間の脳から出る脳波です。
リラックスして、集中…?
お前も、ゲームや勉強をしている時、緊張はしないだろう?
人間、集中している時はリラックスしているんだ。
このα波は入浴でも効果があるので、自宅でお風呂に入る際は入浴をお勧めします。
また、サウナにはβ波と言うもう一つの脳波を整える効果もあります。このβ波は「閃きやすさ」に関連しており、β波は入浴では整いません。閃きが必要な方は、サウナがお勧めです!
3. メンタルの安定・安眠効果
「メンタルが安定」「安眠効果」が得られる理由は、以下が考えられます。
自律神経の正常化
自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」のことを指します。サウナに入ることで、交感神経と副交感神経を無理やり切り替え、これにより自律神経の切り替えがスムーズになります。これを、自律神経が整うと言います。
結果として、
感情的になりにくくなる 睡眠の質が良くなる 体が疲れにくくなる
といった効果が得られます。
また、サウナに入ると体は危機的状況に繰り返し体がさらされるため、脳や肉体は「すごく疲れた」と勘違いします。そのため、体を休ませろとシグナルが発せられるために、サウナに入った夜はぐっすり眠れます。
4. 疲労回復・体質改善・肌質改善
「疲労回復」「体質改善」「肌質改善」が起こる理由としては、以下が考えられます。
血流UP 代謝UP ヒートショック
サウナに入り、体温が上がることで血流が良くなると言う話はしました。もう一つ、体温が上がることで汗もたくさんかきます。これにより、代謝が上がります。これにより、目や肩、腰の疲労が回復し、代謝がよくなることで痩せやすい体へと変化します。
また、高温に肌がさらされることでヒートショックプロテインが活性化され、肌質が良くなると言われています。ヒートショックプロテインとは、熱による刺激が加わると活性化されるタンパク質のことで、細胞を修復する効果があります。ヒートショックプロテインは、お風呂では活性化されません。
最後に
サウナの効果に関するまとめだ。
サウナにはこんなにメリットがあるんですね!
あぁ、サウナはビジネスマンにこそ覚えておいてほしい必須スキルと言えるな。
次回は、サウナの正しい入りかたについて話していくぞ!
私も、週1〜2回サウナに通っており、確かな効果を感じております。
この記事で、皆様が少しでもサウナに興味を持ってくれればと思います。また、少しでも皆様の役に立てれば幸いです。
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拙い文章ですがここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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